私は大学で、経理会計を学び、また、IT関係の専門学校へも通い、是非、これらの経験知識を活かしたいと思い、運送会社で経理職の仕事に就きました。
入社早々、上司から経理のやり方についてケンカ腰に質問されたり、いきなり仕事を振られたりしてどぎまぎしていました。そこから上司の高圧的態度は始まりました。
来る日も来る日も、上司からパワハラに苦しめられ、また経理職以外の仕事を押しつけられて、辞めたい、逃げ出したいと言う思いが、日に日に強くなりました。
せっかく苦労して会社に入社したのに、仕事や職場環境に合わず、思い悩んで、辞めたいと思っていませんか?
辛いですよね?私も実は大変、悩み、辛い思いをしました。そんなあなたに私の経験をお話したいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
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(診断時間は約5分です)
新卒で経理の仕事を辞めたくなった理由
面接時と入社後のイメージがかけ離れている
一次面接、二次面接を通過し、そして最終役員面接でも話が盛り上がり、面接は終わりました。
そして合格し、入社することができました。数十社受けてやっとのことで通った会社でしたので、ほっとしたような、これから先どうなるのかなという不安な気持ちが入り混じっていたのを昨日のように覚えています。
そして入社当日、面接のときの穏やかな雰囲気と違い、一転して現場での私の直属の上司は、私に対してとにかく厳しかったです。
穿った見方をすれば、いきなり、ガツンとやって、屈服させるつもりなのかなと思いました。いきなり、『この先どうなるのかな』という不安が的中しました。
デスクが資料の物置になっている
入社して『今日から頑張ろう』という意気込みを持って、そしてデスクに案内されました。まあ、驚きました。なんとデスクの上には、他の部署の資料が乱雑に山積みされていました。
私の仕事をする空間はほとんどありませんでした。
時間も経って、あるとき、上司に『これでは仕事になりませんが』と少し抵抗しましたが、上司は『黙ってやれ。』とそっけなくいわれました。
その後、何も改善もなく、他の部署の人が資料を取りに来るたびに、私の仕事は中断しました。その結果、仕事が遅れたり、段取りが狂ったり、段々とストレスが溜まっていきました。
入社早々からケンカ腰に質問をぶつけられる
私の上司は、入社早々、経理処理の方法について、いろいろ質問してきました。その度ごとに私は咄嗟に質問に答えましたが、判を押したように、上司からムッとされ『それは、違う!こう処理をするんだ!なんだそれは!そうじゃない!』と怒鳴られていました。
明らかにおかしいと思ったときは、『そうでないと思います。』ということもあった。しかし私は『何言っても通じないな。怒鳴られ過ぎだな。もう疲れてきたな。』と段々と追い詰められました。
経理の仕事以外の雑用
経理でありながら、経理以外の仕事がありました。雑用です。書類をシュレッダーにかけ、それを廃棄など処理することは仕事の一環として分かるのですが、意味不明なのは。構内掃除や社旗を掲げたりする仕事がありました。
またある日、突然、上司に呼ばれ、仕事が遅れるのが分かっていながら、倉庫整理を命じられたこともありました。『忙しいところなのに何故こういうこと命じるの。そんなに私のこと嫌っているのかな。』と悲しくなりました。
経理職として入社したつもりでしたが、面接のとき、仕事内容について総務の仕事の説明は一切ありませんでした。それで、『ちょっと何かが違うな。』と思いましたが、新人なので文句をいうこともできませんでした。
超早出出社と無意味な残業
朝は始業時間の1時間半前に出社していました。その1時間半は何をしていたかといいますと、ゴミの片付け、竹ほうきでの構内清掃、草むしりなどをしていました。
もちろん、給料はつきません。無給の作業でした。勿論、文句をいえるはずもなく、黙々と作業をしていました。
また終業時間を過ぎても、回りの人は誰一人帰ろうとはしません。明らかに仕事が終わっている人もいましたが、上司が残っていたら、全員残っていなければいけない風潮でした。
仕事があれば、理解もします。そして酷いときは、上司の雑談を1時間以上聞かされ、残らざるを得ないときもありました。毎日毎日、朝から夜まで、クタクタになりました。
新卒2ヶ月で運送会社の経理を辞めて薬品会社へ転職した理由
自己分析で適性を見出す
再就職のセミナー参加やインターネットを利用して、自己分析を徹底的に実施し、自身の価値観、職業観を分析、考察して、より適性のある職場を見出しました。
仕事の環境がよい
面接の時、職場がきちんと整理されているを確認しました。前の職場で、デスクの手狭さや個人用のパソコンがない状態での仕事を経験したので、転職先での職場の環境が、劇的に変わり、モチベーションも上がりました。
職場の人間関係が良好と感じる
前職は、初めから上司との相性が最悪でした。次に就職するところは、人間関係がよく、風通しのいい会社であることを重視し、職場を選びました。今の職場の仲間は気軽に話してもらいいい人間関係を構築できています。
【補足】転職後の正直な感想
転職して、最初に感じたのは、デスクがきちんと整理されていたことに安心感を持ちました。
ただ、今の仕事はミスが許されない、薬品を扱う職場なので大変神経質になります。また仕事が単調になりやすく、加えて業務過多に陥りやすい面も少なからずあります。
それでも、職場の人たちとすぐ打ち解けることできましたので、人間関係にストレスを感じることはありませんし、残業も前職と比べてほとんどありません。
なので、個人的に転職して大正解だと思っています。
新卒で経理を辞めてOKな人、NGな人
会社を辞めることは、基本的に収入がなくなるということです。辞める前に考えて欲しいことがあります。一度、感情的にならずに自分自身を振り返って見てみましょうね。
辞めてはいけない人
- 経理の仕事で職務経歴が1年未満の人
- 次の仕事がはっきり見えない人
- 周りの人間関係が良好な人
経理の仕事は、決算で期末期間の末日において、営業成績や財政状態を明らかにする手続きを経て、法人税の申告や利益処分を行うことにあります。一連の流れから考えますと、やはり1年2か月または1年3か月はかかります。
この経験をしないと経理の仕事をしてきたといい難いと私は思いますので、職務経歴が1年未満の人は、頑張って辞めずに、この仕事の経験をすることをおすすめします。
そしてきちんと自己分析をして、あなたの『やりがい』とそうするだけの価値を見出すのが先決だと思います。自己分析をしっかりした上で、『自分が将来なりたい姿』を明確にすることが重要だと考えます。
『将来像』がしっかりすれば、面接やESを書く際に具体的にどう進んでいきたいか述べることができると思いますので、このことができない状況であればまだ辞めてはいけないと思います。
また周りの人との人間関係が良好であれば、無駄なストレスを抱えず、また仕事の悩みとか今後の進め方などを相談や話し合いをしながら、きっといい解決策が出てきて、いい方向に向かうはずです。
その時は、辞めるのはもう少し待ったほうがいいかもしれませんね。
辞めていい人
- 仕事の引継ぎがほとんどない人
- パワハラに耐えることが苦手な人
- 明らかに自分の考えと社風・慣習が合わない人
これは哀しいですが、恐らく誰かほかの人もあなたの仕事もできるはずなので、逆にきちんと自己分析をする時間が持てそうですね。あなたの『やりがい』とそうするだけの価値を見出すのが先決だと思います。
自己分析をしっかりとした上で、あなたの強みや弱み、どんな気質を持っているのかを理解して、どういったことが、企業が求める人材になれるかを考えてみてみましょう。きっと何かがあるはずです。
程度の問題はあるとはいえ、どの職場にも残念ながらパワハラは存在します。コミュニケーションを上手に行なって、適当に回避する努力も必要だと思います。
また仕事の仲間には、関わりたくない人もいると思いますが、中には親身に聞いてくれる人もいますので、相談するのもいいと思います。それでも、パワハラに耐えることが難しければ、体を壊す前に、会社を辞めるのも一つの方法です。
家族のためにも、体あってのあなたの人生だと思いますよ。
本来、お互いミスマッチを避けるためにも面接があると思います。面接のとき、社風が分かればいいのですが、どうしても受かりたいとの思いもあり、会社に入ってみないと社風は分からないのが現実であります。
また意図的に悪い社風、慣習を隠したり、暗黙の了解を求めるなどありえます。
あなたが会社に合わせる努力が必要と思いますが、それでも会社の社風・慣習と自分の考えが合わなかったり、違和感があり過ぎたら、もう一度、自分自身を見詰め直した上で、心機一転、あなたに合った職種・職場を見つけましょう。
経理からのおすすめ転職先
経理から営業職
知り合いの話を聞いたのですが、経理から営業職に転職し、大成功した例がいくつもあるそうです。それは何故かといいますと、数字に明るい元・経理マンということだけでも、取引先も結構、信頼を置くことがあるようです。
ただ、営業の知識やマナーの習得は慣れないと、結構大変なことだと思いますが、挑戦する価値はあると思いますよ。
経理から営業事務職
経理から営業事務職の転職は、非常におすすめです。元々、経理も営業事務職も、同じ事務職であり、またお互い密接した関係もあります。
経理の基本知識を持って、営業の数字の管理や分析、顧客管理、資料作成などの仕事ができるので、かなり業務の効率化に貢献でき、営業のサポートにやりがいを感じることができるはずです。
これもまた成功例も多く見てきました。転職先としてきっと上手くいく可能性がありますね。
経理からやっぱり経理職
経理は、一見どこでも同じやり方に見えますが、会社規模、業種、取り扱う商品、顧客数、販売方法等で、様々に違いがあると思います。
会社が10社あれば、10のやり方があるはずですが、ただ、経理の基本は同じなので、インターネットや図書館などを利用して、あなたが行きたい業界や企業を研究することによって、経理の仕事に再チャレンジをするのもいいと思います。
新卒で経理から転職するときのポイント
自分の適性を知る
本当に、あなた自身が経理に向いているのか、経理の仕事が好きなのか、やりがいがあるものなのかなど、客観的に価値観を見つめ直し、じっくりと探していくのが大事だと思います。
そこでヒントになるものとしては、知人や家族の手紙・寄せ書きを見る、作文を読み返す、日記を付けるなどの方法がありますよ。そこで、じっくりと考え、価値観やそれに伴う気持ち、将来像がしっかり固まったら、会社に退職の意向を伝えましょう。
退職の意向をきちんと伝える
どんな嫌な会社だとしても、きちんと円満退社をすることを心がけましょう。そして「辞める覚悟」を再認識し、しっかりと勇気を持って、退職の旨を伝え、退職日の調整をしましょう。
私の場合、働きながら転職活動をやり難い職場でしたので、一旦、退職し、次の就職先を探しました。法律上と実際とは差があるようですが、突然の退職は絶対にお勧めしません。突然、人が減ってしまっては、他の仲間に迷惑がかかってしまうからです。
引継ぎのスケジュールを実行し、業務の内容・目的、業務フローなど明文化された引継ぎノートなどを手渡して、きちんと仕事の引継ぎをしましょう。
最後の最後まで仕事には、責任のある行動をして「立つ鳥跡を濁さず」を実践しましょうね。
転職支援サービスの利用
ハローワークや県の就職支援センターが、定期的に開催している無料の就労支援のセミナーがあります。私は県の就職支援センターを利用して、コンピューターによる自己分析を行いました。
自分では気づかない特性などが客観的に診断・評価され、自己分析に大変役立ちましたね。
転職先サイトは、リクナビNEXTとマイナビ転職を登録しました。両サイトとも、日本最大級の有名サイトだと思います。転職・求人情報はもちろん、スカウト機能や転職のノウハウなどお役立ちコンテンツで、あなたの転職活動をサポートするサイトです。
私はマイナビ転職の『WEBセミナー』を利用して、リアルタイムで緊張感をもって視聴し、転職活動のノウハウを習得しました。
最終的には、県の就職支援センターに掲載されていた求人票に応募して転職をしました。
まとめ
私は会社を辞めて良かったと思っています。新たな道に進むきっかけとなったと考え、前向きになることができました。辞めてみて、再度、就職活動を振り返り、退職後にやりたいことも明確にできました。
そして何よりもあの異常なストレスから回避することができました。
もしも、あなたが不幸にも会社のパワハラに合い、人間関係のもつれで、どうしても会社を辞めたいと悩んでいるならば、体調を崩す前に、勇気を持って辞めるのも一つの方法かもしれません。
今よりも活き活きした生活を送りたいですか?笑顔がありますか?そして心にゆとりがありますか?
最後に決めるのは、あなた自身です。私の経験が少しでもあなたの決断の参考になれば幸いに思います。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
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