新卒で不動産賃貸営業を辞めたい… 賃貸仲介の仕事は…

「人の大事な瞬間に関われる仕事がしたい!」そう思い私は大学卒業後、引っ越しという人生でも転機となる瞬間に携われる賃貸不動産仲介の営業職に就職しました。

お客さんと一緒に部屋を見て紹介するのは楽しかったです。でも営業は第一に契約を取らなければならないですよね。売上を気にしていると純粋にお客さんのためだけを想って部屋を探せず、お客さんを担当する度にストレスが募るばかりでした。

もしかするとあなたも「こんな仕事だと思わなかった、続けていく自信がない。」と悩んでいるのではないでしょうか。

この記事では私が悩んでいた時と同じように、このまま仕事を続けるのか、それとも転職をするのか悩んでるあなたに、私の転職を決意するまでの経験をお伝えしますので参考にしてみて下さい。

目次
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

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新卒で不動産賃貸営業を辞めたくなった理由

嘘をつかなければならない

契約を取るためには時には嘘をつかなければならない時もありますよね。

お客さんにサイトで気になる部屋があったから調べて欲しいと言われ、調べたら自分の会社では紹介できない部屋だった時、「このお部屋はもう募集が終わってますね」と嘘をついて他のお部屋を選んでもらう時は心が痛みます。

私のせいで目の前のお客さんの暮らしを悪い方へ変えてしまったんじゃないかと考えてしまうのです。

残業が多くて自分の時間がとれない

定時が近づき自分の仕事も終わらせて帰れるやっと帰れる!と思ったのもつかの間。営業時間が終わるギリギリに来店してくるお客さんも中にはいますよね。

売上が良くない時はそんな時間でも、お客さんを帰すなんて言語道断。定時に帰ろうとしていたのに絶望的に帰れなくなりますよね。帰るのが遅い日が続くと部屋の片付けすらままならずやりたいことも何もできなくなってしまいました。

大家さんとお客さんとの板挟み

大家さんとお客さんの間で板挟みになるのは良くあることですよね。中立の対場というのはどちらにもいい顔をしてうまく双方の言い分を通さなければなりません。

お客さんから「絶対◯日からの契約開始にしてください!」と無理めなお願いをされて、大家さんに相談しても上手くいかず、契約が無くなりかけるなんてことありませんか?とても気疲れしますよね。

紹介する部屋のことを実際に知っている訳ではない

私たちは紹介する部屋全部知っていて、全部実際に行ったことがある訳ではないですよね。むしろ紹介している中で初めて知る部屋ばかり。それなのに部屋のことを詳しくきかれても答えられるわけがありません。

ベテラン社員なら経験をもとに予想をすることもできるけど、私たち新人はそれがないから上手く濁すことしかできずお客さんも自分もモヤモヤしますよね。

質問されたことに100%の自信を持って答えることができず、お客さんへの申し訳なさでいっぱいになることもありました。
 

売上が第一になる

営業という仕事をするのなら何よりも売上が大事です。人によっては一人一人ノルマがある人もいるでしょう。

売上を考えると、単価の低いお客さんはやる気がなくなったりと純粋にお客さんのために部屋探しをする気持ちが薄れてしまうのはしょうがないこと。

ただ、人のためになることをしたいと思ってこの仕事を選んだあなたにとっては、売上のことばかり考えざるを得なくなるのは辛いことではないでしょうか。

新卒で不動産賃貸営業を辞めずに踏みとどまっている理由

給料面がいい

営業職は歩合制なところが多いですよね。毎月決まった給料ではなくて、頑張ったら頑張った分だけ給料に反映されるのはかなり嬉しいポイントです。

賃貸営業は一つの案件に多くの時間は取らないので、切り替えながら売上を積んでいけますよね。あなたも転職サイトを見ていると、営業職以外で探す時今より給料が低くなる時が多いのではないでしょうか?

新しい世界に飛び込むことさえ不安なのに収入が減る可能性があればもっと不安になりますよね。

外に頻繁に出られる

ずっとオフィスにいると頭も体も疲れてしまいます。その点賃貸営業職は車を運転したり外に出ることも多い仕事ですよね。私は店の外に出た時、自分のやるべきことが思ったよりも早く終わったら外出先や近場で休憩することも。

ずっとオフィスにいる仕事だと上司や周りの目があるけど、私たちのような仕事はある程度自由な時間を持てますよね。バランスよく頭も体もリフレッシュできる環境は捨て難いものです。

自分の引っ越し時のメリットが多い

実は近々引っ越しを考えてます。あなたもこの仕事を選んだ時、自分の部屋探しを自分でできることに楽しみを感じたのではないでしょうか。

自分で自分の部屋を探せば、営業マンや店の都合で選べる部屋が制限されることもないですし、時間を気にせず自分の部屋について調べられます。契約金の一部も割引になる場合が多いですし、正直自分の引っ越しが終わるまではこの仕事を続けようかなとも思ってしまいます。

【補足】現在の転職活動の状況について

賃貸営業職のいい所もありますがやっぱりストレスが溜まりやすいのは間違いないです。いくら給料面や働き方が良くても、お客さんに嘘をついたり無理やり部屋を決めさせようとしなければならないのは辛いことです。

私は今転職に向けて新しい職を探している最中です。まずは自分がどんな職種や環境で仕事をしたいかを考えています。並行して気になった分野の職種はどんな条件で募集しているのか、転職サイトで企業を調べ始めました。

今、転職するか悩んでるあなたは大学生の時の就職活動と違って、仕事をしながら転職活動をすることに不安を持っているのではないでしょうか。しかし私たちの仕事は平日休みがメインですし、休日もシフト制で融通が効きやすく仕事と並行して転職活動をしやすい環境ではないでしょうか。

新卒で不動産賃貸営業を辞めてOKな人、NGな人

不動産賃貸営業は人とのコミュニケーションや部屋の案内、交渉ごとなどで心も体もストレスが溜まりやすい仕事です。あなたもそんな生活に疲れてしまってやめたくなってしまったのではないでしょうか。

しかしあなたは新卒としてこの仕事に就いて、社会人という初めての経験だらけのところでとても頑張ってきたはずです。なのでこの仕事のいい面もわかっているはず。本当にやめてしまう前に、これから話す点を踏まえて冷静に考えてみませんか。

辞めてはいけない人

  • 職務経験が一年未満の人
  • 不動産賃貸営業の仕事の中で、何か学んだり出来るようになった物がない人
  • 次にやりたいことがない人

上記のどれかに当てはまる方は、やめるにはまだ時期尚早かもしれません。不動産賃貸営業の繁忙期は1月から3月です。もしあなたが職務経験が一年未満だった場合、もしかしたらその一番忙しい時期を経験していないのではないでしょうか。

一番忙しい時期だからこそ学べることは数多くあります。この仕事のいい面も悪い面も知り、この仕事でしか学べないことを学んでからでも転職は遅くはないのではないでしょうか。必ずあなたのステップアップに活かせるかと思います。

また、やりたいこと・興味が持てることを見つけてない方も、一度踏みとどまった方がいいかもしれません。転職活動は時間も体力も奪われるものです。

自分を浪費しないためにもまずは次にどんな仕事をしたいか考えましょう。

辞めていい人

  • 他にやりたいことがある人
  • 宅建(宅地建物取引士)の資格を持っている人
  • 交渉事などの営業が苦手な人

上記のどれかに当てはまる方は、今の仕事を辞めてみてもいいかもしれません。新卒で入社したあなたは『絶対に賃貸営業職じゃなきゃダメ』という気持ちで始めたわけではないかと思います。

社会に出てみて他にやりたいことができたなら人生は一度です。思い切って飛び込んでみてはどうでしょう。

またせっかく慣れた不動産業界だし、営業は辞めたいけどまだこの業界で働きたいと思っているあなた。もし宅建の資格を持っていたら転職活動にかなり有利です。

宅建の資格をもている人は重宝されますし、仕事の幅も広がります。何より合格率の低い資格を持っているというアピールになるでしょう。もしまだあなたが宅建を持っていなければ、宅建をとるか勉強を始めることをお勧めします。

そして、もし交渉事や営業自体が辛くストレスの原因になっているのなら思い切って違う職に変えてみた方がいいかもしれません。

私もそうですが、営業の仕事がストレスで朝が起きれなくなったり、休日も進行中の仕事が気になりうまく休むことができなくなってしまいました。

何よりあなたの健康が第一優先ですから辛いくて生活に支障が出るようなら、無理をしないようにしましょう。

不動産賃貸営業を辞めた後に検討している転職先

不動産の営業事務

せっかく身につけた不動産賃貸業界の知識や資格。これらを生かしつつ営業職のようにストレスが大きくないのが不動産会社の営業事務です。主に契約書・見積書等の作成や契約担当、更新手続きなどで営業マンを支える仕事になります。

自分で営業をすることはないですし、契約を担当すればお客さんともコミュニケーションをとることが出来るので、業種は変えずに今まで学んだことを生かしたい方にはいいかもしれません。

接客業

不動産賃貸営業で一番必要なのは、コミュニケーション能力と言っても過言ではありません。あなたがこれまで培ってきたコミュニケーション能力は接客業でも発揮できるでしょう。

接客業といえばアパレルや飲食、販売など多くありますよね。賃貸営業職と違い、1人のお客様に長時間接客することはないのでストレスも少なくなるはず。

もしあなたがお客さんと直接接する仕事をしたいのなら、接客業もオススメです。

コンサルタント

不動産賃貸営業ではお客さんの要望にあったお部屋を探しつつ、時には違う発想でお部屋の提案をするときもありますよね。しあなたが人のためになることをしたい・自分の知識で誰かを助けてあげたいと思ってこの仕事に就いたのなら、コンサルタントも向いているかもしれません。

賃貸営業職と違い深い専門知識を持って仕事ができますし、お客さんと会話ができるので退屈しない職業と言えるでしょう。

新卒で不動産賃貸営業を辞めたいあなたに最後に伝えたいこと

売上で気負わず働いてみる

もしあなたがここまで読んでみてやめる意思を強く持ったなら、売上のことを考えすぎずにお客さんと接してみてください。売上のことを考えていると契約してもらうためにここは詰めなきゃと頭によぎってしまい、お客さんと楽しく会話できませんよね。

やめるのならちょっとくらい売上のことを考えなくて大丈夫。せっかく社会に出て初めて就いた職なのだから、最後にこの仕事を楽しんで魅力を改めて感じるのもいいのではないでしょうか。

どんな仕事が合うのか自己分析する

新卒で今の仕事に就いたあなた。学生だった時に比べると就職活動をする上で注意するポイントも変わってくるのではないでしょうか。学生の時の就活では仕事内容を説明されてもピンとこなかったはず。

でも今は社会人を経験して、この仕事はこういう場面で大変そうだとか、こういうところはストレスになりそうだとか予想できるようになっているでしょう。

転職活動をする時はどんな仕事をしたいか、そしてどんな仕事ならストレスが少なく働けるか自己分析を必ずすることをオススメします。

退職はできれば2ヶ月前までに言う

退職についていつかは上司に話さなければいけません。会社の規則にもよりますが、多くの会社は1ヶ月前に申告すれば問題ないでしょう。

しかし賃貸営業職の場合は遅くても2ヶ月前までには上司に話した方がいいかと思います。あなたも1ヶ月以上後に引っ越すお客さんを担当したことがありますよね。

お客さんによってすぐ引っ越しをする人とそうでない人がいるので、1ヶ月前に退職の話をした場合自分の担当のお客さんを他のスタッフに引き継いで担当してもらう可能性があります。

同僚や先輩の負担やトラブルの元にもなりますので、気持ちよく退職するためにも自分の担当のお客さんを整理してからやめましょう。

まとめ

不動産賃貸営業職は特別な資格も勉強も必要なく誰でも始めることができます。けれど誰でも続けることが出来る仕事ではありません

私も心身ともに疲れて休日も何も手につかなくなってしまいましたが、辞めると決意してからは気持ちも軽くなり少しづつ自分の生活が整ってきました。

この仕事を辞めようか悩んでいるあなたはどうでしょうか?今の自分が好きですか?なりたい社会人になれていますか?

もしそうでないのなら今の自分を変えるために行動に移してみませんか?あなたにとって一番大事なことは何なのかを考えてみましょう。そうすればこの仕事を辞めるのか、続けるのかあなたの答えが出てくるはずです。

 私の考えと経験があなたのこれからの参考になれば幸いです。

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