新卒で歯科衛生士を辞めたい…私が2年で別の医院に転職した理由

私は、小学生の時に歯並びが悪く矯正治療をしていたのですが、歯並びが悪いことにより口元を隠し、歯が出ないように笑顔を作っていた私が、矯正をしたことによって口元の印象が変わり、笑顔に自信が持て明るくなり色んな事をやりたい夢や希望が持て、自分の人生が180度変わった分岐点になったことを今でもよく覚えています。

世の中には色んな職業がありますが、働いていてこちらからお客様に対して「ありがとうございます」と言うのではなく、感謝して頂いて「ありがとうございます」と言って頂ける職業が歯科衛生だなと思いこの仕事を選びました。

ですが、専門学校卒業後、矯正歯科に就職し、パワハラによる精神的苦痛に耐えられなくなり、2年と言う短さで退職してしまいました。その後一般歯科に転職し歯科衛生士としてのスキル・技術の向上に努めています。

新人だからと言って、3年は今の医院に居続けないといけないと思われている方はいませんか?転職をためらっているあなたにぜひ読んでほしい!

私の、転職経験秘話であなたの人生のターニングポイントになればいいなと思っていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次
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新卒で歯科衛生士を辞めたくなった理由

歯科医とのコミュニケーションが取れない

この悩みは多いのではないでしょうか。先生たちはスタッフ教育よりもまず自分のスキルの向上に努め、その後、経営に力を注ぎます。

スタッフを育てることは後回しで、ドクターの求めるレベルに至っていなかったり、意図が理解できてなかったりすると、ストレスになりスタッフに当たり、また、院長周りのことも業務外ですることもしばしばありました。

いつの間にかお手伝いさんのような扱いになり、お伺いを立てないと機嫌を損ね八つ当たりされることが辛かったのです。

拘束時間が長い

診療時間は朝から夜までで、診療時間前の準備、診療後の片づけ、カルテ入力、また急患が来れば診療時間が伸びたり、昼休みが案外長かったりするので、拘束時間が長くなったりしてしまいます。

また診療後に勉強会があったため帰宅するのは23時を超えていたりすることもありました。勉強会までに資料を作成しないといけなかったので、帰宅後も調べ作業、パソコン作業に追われていたり休日が潰れることがあり、心身ともに休めませんでした。

女社会の辛さ

どの職場でもある話ですが、女が集まれば妬みがあったり、マウントを取る先輩衛生士が居て、特に私は年配の先輩方の中に新人衛生士が私だけだったので、歯科医も若いからと言う理由だけで入った当初はチヤホヤしてくださってたので、余計に風当たりが強かったと思います。

洗濯が終わったはずの白衣が私だけ乾燥機に入れてもらえず、替えの白衣がなくてビショビショのまま着させられたり、患者さんを装って私のマンションに怪文書が送られてきたり。

ターゲットにされていたので、分からないことも聞きにくい状態で、仕事をしたいのにうまく出来ない葛藤があり、毎日体よりも心が疲れていました。

給料が低い

歯科衛生士は給料が高いと思われがちですが、そうでもありません。都会の歯科医院や自費診療のみでされているところは給料が高いですが、都会から離れたところや、保険診療を主にされているところは、正直、何の国家資格を持っていなくて、一般のお仕事を就職した子と同じ位のお給料でした。

一人暮らしをしていると、毎日の生活をするだけで精一杯で、貯金なんて全くできませんでした。

定年の年齢が上がり、年金だけでは生活できない時代になってきているのに、多くの歯科医院の求人を見ると、歯科衛生士は未だに60歳が定年ですしまた、加齢によって目が見えなくなってしまうと、口の中を細かく作業を行う職業なので、ずっと現役で働ける衛生士は限りなく少なく、先行きがとても不安になりました。

2年で辞めて別の歯科医院に転職した理由

結局私は、自分が思い描いていた職場ではなく、歯科医、スタッフの人間関係から精神的苦痛が大きくなってしまい、なぜ歯科衛生になったんだろう、歯科衛生士の仕事は好きで上を目指したいのに、頑張りたいと言える環境ではなかったからです。

環境のせい、人のせいにしてはいけないと思っていましたが、この時の私は新人だったので、道しるべが見えず、ここにずっと居た場合10年後の自分が想像できなかったのです。

教育制度の整った環境で0から頑張りたかった

歯科医院でも新人を0から育て、チームでいい医院にしていこうと、新人教育に重きを置いている医院があります。そういった医院は、後輩一人につき教育係の先輩衛生士が一人つき毎日の目標、一年の目標など、いい衛生士になるためにスタッフ全員で悩み、励まし合い、喜び合いチームで成長できる医院に憧れがありました。

一日の中で働いている時間が一番長く、家族よりも長く一緒に過ごすスタッフなので、お互いを認め合い、称えあうそんな関係で居られる環境が憧れでした。

やり直しができるなら今がチャンス

人生に間違いもありませんが、選んだ道を後悔することは誰にもあると思います。はじめはここに惹かれていたが、自分が成長するにつれて嫌な部分、欲が出てしまって不満を感じてしまったり。

人生何度でもチャレンジできますし、考えや価値観が変わってしまったならそれは自分の素直な気持ちだと思います。誰が悪いわけでもありません。不満や変わりたい、環境を変えたいと思うのは成長したと言う証だからだと思うのです。

なので我慢せず自分の気持ちに素直になりたいと思いました。ここだからダメと言うこだわりは捨て、新しい環境に行けばそこで感じるものがたくさんあるからです。

誰かに言われてではなく、その環境の中で自分の心が素直に感じることが次のステップにつながり成長すると思うので、今まで〇年しか働いてない、なんて思わず、変わりたい!と思ったらその時がチャンス!自分の心を一番に優先したいと思ったからです。

給料の高い医院から得られる学びを学びたかった

私が勤めていた医院は保険治療がほとんどで、自費治療は1割くらいしかありませんでした。

そのため給料が低いのはもちろんそうなのですが、スタッフのモチベーションも低く、挑戦しようとせず「できない」が口癖のスタッフが多く、自分に言い訳、責任感のない働き方で、日々、変化しつづけているのに、向上せず現状を維持しようと言う環境が私には窮屈で、いつかそんな医院は時代から取り残されますし、個人としての能力アップもできません。

自費治療だからこそ任される責任の重さ、来られる患者様の求める基準が高いので、それにどう一緒に寄り添っていい医療を提供できるか。そこで新たな学びが出来ると思うのでまた違った環境での医院で挑戦してみたいと思いました。

人間関係の幅を広げたいと思ったから

私は田舎の医院で働いていたのですが、田舎と言うのは昔からずっと居る方が多く、ある意味閉鎖された環境で人の出入りも少ない場所です。都会では色んなお仕事の人、色んな地方の方が来られますし、そこで今までになかった貴重なお話が聞けることがあります。

色々な人と出会えますので、その出会いが自分の考え方、価値観をかえるきっかけになったり、その出会う方の存在で色んな刺激が自分の心に響き、いい影響を受けると思ったからです。

新卒で歯科衛生士を辞めてOKな人、NGな人

あなたは今の環境を変えようと努力しましたか?または、今の環境に少しでも歩み寄る努力はしましたか?もちろん環境が悪いと思ったように出来なかったり、その環境のせいにしたくなることもあるでしょう。しかし、すべて環境のせいにしてはいけません。

どこに行ってもいろんな人が居て色んな働き方があります。それが例え正解ではなくても、まずその環境に馴染もうとすることが大事です。馴染まないで自分の気持ちだけで物事を考えていたら、誰もあなたを理解しようとしませんし、環境は変わりません。

辞めてはいけない人

  • 今の環境で頑張ろうと努力しようとしなかった人
  • 次の目標がない人
  • 何か一つでもこの仕事をしていてよかったと思える出来事がなかった人

上記の一つでも当てはまる方はもう少し今の環境で、自分の中でもう少し成長するまで経験を積んだほうがいいかと思います。

例えどんな環境であってもその中で自分はこのチームの中でどういうポジションに居てどう人と向き合えばうまく事が運べる。等、例え環境が悪くてもその場での立ち振る舞い方が学べます。それを学んでおかないと、結局どこに居ても同じになるからです。

自分が思うパーフェクトな環境なんて存在しませんから、その今居る環境で自分の立ち回り方が分かっていない人は次のところでも失敗します。

そして、次の場所での明確な目標がなければ、今やっている仕事を好きになれません。

さらに、この仕事の素晴らしさ、魅力を感じないまま辞めてしまうと、次にあなたが行く環境次第で、この仕事を嫌いになるかもしれないからです。

衛生士の仕事は感謝をされる仕事ですので、患者さんの存在で自分が支えられている部分もありますので、患者さんのありがたい存在をきちんと理解してから次に行く方が、もっと患者さんに寄り添えられる衛生士になれるからです。

辞めていい人

  • 今の環境で身体的・精神的にしんどい人
  • 次の目標がある人
  • 今いる医院とはまた違う分野・経験をしたい人

まずは、今居る環境で精神的・身体的にまいっている方はすぐに辞めてください。

しんどい状況を無理してやり続けると、うつ病になってしまったりして、症状が酷くなってしまうと、社会に復帰するのも復帰しにくくなるからです。心も体も健康であるからこそ、仕事はできるものなので、無理はしないでください。誰にでもどうしても無理な環境はありますから、それはあなたが悪いのではなく、そこまで追い詰める医院に責任があります。

この仕事が嫌いになる前にそんな環境に追い詰める医院はすぐにでも、関わることを止めてください。

そして、次の医院で明確な目標があったり、新たな分野に挑戦したい人は、次へのチャンスはたくさん自分の周りにあると思いますので、今の環境に居る自分に少しでも違和感や決断が出来た方は、そのチャンスを逃がさないように、次のステップに行く方がいいかと思います。

新卒で歯科衛生士から転職するときのポイント

  • 色んな医院を見学して院長がどんな衛生士を求めているか知る
  • 分がどんな衛生士を目標にしているかを明確にしてその分野を専門にしている医院を探す
  • 医院の経営形態・開業してどれくらい経っているか医院を知る

まずは、自分がどんな衛生士になりたいかによって、働く場所は変わると思います。

歯周病を専門にされている医院、外科を専門にされている医院、あとは矯正歯科であったり、審美補綴など、様々な分野があるので、自分がどの分野で頑張りたいのか、その先生がどういう衛生士像を求めているのか、見学時に聞くのもいいかも知れません。

そういった部分がお互いにマッチしていないと、働いているうちにギャップが出てしまい働いていてしんどくなるかもしれないからです。

またその医院が家族経営であったりすると、これは私の経験ですが、夫婦仲が最悪ですとその問題が職場まで影響したり、嫉妬の対象になってしまったり人間関係に問題が生じやすいです。もちろん家庭は家庭、仕事は仕事とうまく立ち回ることができる奥様が居たら問題ありませんが、その医院での院長と奥様の力関係がポイントであると思います。

そして医院の経営状況も新規開業したところは、本当に何もかもが忙しくて、従業員への細かい配慮が行き届いていなかったり、残業が多くなってしまったり、有給が取りにくい雰囲気だったり、医院として大変な時期を一緒に過ごすことになります。

ただ、大変ではありますが、その分毎日を積み重ねていく大切さ、スタッフとの協調性など、0から作り上げる楽しみもあると思うので、開業して長い医院でゆとりのある医院で働きたいのか、そういった部分も考える必要はあると思います。

まとめ

今転職で悩んでいるあなたはに伝えたいのは、自分がこれからどう人生を生きたいかです。今の場所から、また違った環境へ行く不安もあるとは思いますが、失敗してもいいのです。

私は今までに沢山転職をし、やっと今の医院に落ち着きましたが、今までの転職は失敗だと思っていません。その医院で感じたこと、そこの場所におられた方々との出会い、そこでの考え方等、色んな経験があるほうが、人として大きくもなりますし余裕が生まれるからです。

色んな人との出会いで、自分が知らないうちに影響を受けて、自分が変化していきます。

今まで思い描いていたビジョンにも変化が出て、もっといいものが創造できるようになったり、歯科とは違うものに興味を持って、副業などでそのお仕事に携わってみたり。

これからの時代は生き方が多彩な時代で、色んな仕事の仕方が出来るようになりました。なにも衛生士一本の人生ではなくていいと思っています。

そうやって人生の大切な時間が有意義に過ごせることを心から願っております。

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