私立大学を卒業後、大手企業にて稼ぎたいと思い、私は就職活動で金融業界を志望し、大手都市銀行の銀行員になりました。
しかし、実際には時間外労働や社外活動などが過酷な状態でした。人生一度きりなのに、自分はこのまま仕事に不満をもったまま一生をかけて勤めて良いのか、仕事とプライベートを充実させてこそ立派な社会人ではないのかと、葛藤する日々が続き、私は1年でメガバンクを辞めました。
もしかして、あなたも私と同じように「この仕事を一生続けていけるのだろうか、仕事とプライベートを両立させたい」と考えているのではないのでしょうか。
同じ悩みをお持ちのあなたに、少しでも参考になればと私の経験と感じたことをお話ししていきたいと思います。
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新卒でみずほ銀行を辞めたくなった理由
常に数字を求められる
営業職として勤務していく中で数字に対しての意識を持つことは重要ですが、会社が大きくなるにつれて、社員への評価は「数字」という絶対基準が出来上がってしまい、他の行員の正しい評価が行われていない現状がありました。
望まない顧客へ対して押し売りのような金融商品の販売や、顧客との接待の日々。時にはグレーゾーンと呼ばれる社内規定ギリギリの営業手法を迫られて数字をあげるといった行員も耳にしたことがあります。
銀行員になる前は、金融のプロとして顧客の要望やニーズに対して満足のいくような提案ができる銀行員になりたいと夢を持っていたのですが、実際には数字第一主義であり、顧客のニーズについては二の次になってしまっている状態でした。
これでは銀行員になった意味はなく、他の営業職でも一緒だなと思ってしまうことが多々ありました。
仕事外の活動がハード
企業に勤めていれば先輩や同期、後輩との良好な関係は必要ですよね。一般的な企業であれば、月に数回の行事が行われるのが普通ですが、銀行員ともなると会社の同僚だけでなくお客様との接待も重要となっています。
土日にお客様と接待のゴルフが毎週あったり、平日の帰りは先輩行員の接待の飲み会など、自分のために使える時間はとても限られてしまいます。
はっきりと参加できませんと伝えれば参加しなくても良い行事ばっかりだったのですが、私自身、今後の自分の会社での昇進等を考えるとなかなか発する事ができずにいました。
そもそもまだ入社して1年も経っていない新入社員が、先輩行員やお客様の誘いを断ることなんてなかなかできませんよね?
管理職になってからが過酷
会社に勤め業績をあげていくと、昇進し管理職へなることができますが、そこから上へ昇格するのがとっても難しいというのは有名な話ですよね。
支店長や役員などのステップになる管理職ですが、若手行員の際に気にしていた周りとの関係とは比にならない程、関係に気を配る必要があります。また、銀行員で有名なのが社内での派閥ですが、派閥を間違えるとそこからの昇進はほぼ無いような状態になってしまします。
私も入行してそういった派閥などの争いを目の当たりにすると、自分には昇進は難しいなと感じてしまうことがありました。どうせ働くのであれば、そういった争いはないような状態で働きたいと感じませんか?
転勤が頻繁すぎて定住できない
銀行員は社内での不正発生防止のため定期的にエリアを変えて転勤があるのも有名な話です。地方銀行であれば勤務地はある程度絞られるため、転勤のエリアについても限定的になってきますが、全国各地に支店を設けている都市銀行にもなると毎回地方や都心への転勤ごとに転居が必要になりますよね。
転勤族になってしまうと家庭を作るのにも問題が発生しますし、何より安定しないのが一番の問題になってしまいます。
そもそもIOTやAIによる通信技術が発展しているこのご時世にて、わざわざ定期的に現地へ転勤という形で赴いて勤めるというのはナンセンスだと感じませんか?
私はこういう時代だからこそ、通信技術を使用してそういった転勤等はなくすべきだと考えています。
新卒でみずほ銀行を退職して生保会社へ転職した理由
お客様に寄り添った提案をしたかったから
銀行員の営業職は常に数字に追われているため、時としてお客様の望んでいない商品についても勧めなければならない場面もありますよね。お客様は銀行員を信用して取り組んでくれますが、実際勧めているこちらは良い気がしないと思います。
そういった商品を勧めるよりも、生涯にわたって必要な保険商品を勧めたほうが自分の気持ちも良いですし、何よりお客様のためになると思ったので保険会社を選びました。
銀行のように多様な商品を扱うのではなく、何かに特化して提案をしたかったから
銀行では様々な商品を扱っているため行員の知識が散財しやすいです。すべて覚えられればよいですが、そんな銀行員は少ないのが現状ですよね?
自分もそういった行員の一人であり今後の自分のためを考えると何かに特化した人材になりたいと感じて保険商品のみに販売商品を絞った保険会社を選びました。
自分の業績が給与等に直結しやすかったから
銀行は未だに年功序列の風習が色濃く残っている会社が多いです。その点、最近の保険会社の中には、完全実績主義を採用している会社もあり、自分が頑張った分だけ給与面で反映されるので働き甲斐が出ると感じたため保険会社を選びました。
みなさんも頑張った分だけ給与が上がるのであればそちらの方が良いと感じませんか?
【補足】転職後の正直な感想
転職して良かった点は給与が上がったことです。今までは銀行という会社に残ることだけを意識していましたが、保険会社は頑張れば頑張った分だけ給与が上がっていき、モチベーションが向上しました。
その結果、更に営業活動に精が出て給与もどんどん上がっていくという良いサイクルを作り出すことができました。
悪かった点は、強いてあげれば仕事環境が変わったことにより慣れるまで時間を少々要しました。自分自身があまり適用能力が高いほうではないので、会社が変わって半年程は、職場や同僚になれるのに時間を要しました。
新卒でみずほ銀行を辞めてOKな人、NGな人
銀行員を辞める前に考えて欲しいことは、辞めた後の明確なビジョンを持つことです。ただ辛いから辞める、何となく辞めるといった形だとその後の転職活動についても捗らないことが多々ありますので、辞める前には今後のビジョンについてしっかりと考えておきましょう。
辞めてはいけない人
- 人付き合いがあまり得意だと感じていない人
- 銀行員になって1年未満の人
- 辞めてからやりたい事がない人
上記に当てはまる方は、銀行員を辞めた後の事について今一度考えたほうが良いかもしれません。
人付き合いがあまり得意だと感じていない方は、もう少し銀行員を続けて対人スキルを上昇させる必要があるかもしれません。世の中の銀行員以外の仕事を想像してみてください。
仕事というのうは様々ありますが、人と接しない仕事はあまり多くないですよね?社会に出て十分な対人スキルを習得せずに銀行員を辞めて次の仕事を探したとしても、次の仕事もあまり長く続かないと思いませんか?
折角厳しい就職活動を切り抜けて掴んだ仕事なので、学べることがあるのならばしっかりと会得して辞めたほうが、後々プラスになります。
また、前職を1年以上続けているかどうかというのも、その後転職をする際に注目される一つです。理由はどうあれ、1年以内で職を転々としている方をあなたは積極的に雇いたいと思いますか?
面接官はそう思わないのが大多数です。なので、辞めるにしても私のように12カ月は働くのがベターです。
更に辞めた後に明確にやりたいことがない方は、銀行員を辞めた後の転職活動もなかなか手につかない事が多く、結局人生を無駄にしてしまうこともあるので、銀行員を辞める際には次になにをやるのか明確にして辞めたほうが良いです。
辞めていい人
- やりたいことが他にある人人
- 今よりも給与水準をあげたい人
- 銀行員の仕事に不満を感じている人
今現在、銀行員以外にやりたい仕事がある方は積極的に銀行員を辞めて他の仕事に就いた方が良いです。その仕事が自分に合っているのかどうかとういのは実際に仕事をしてみないと分からないものです。
今現在のあなたに銀行員という職種が天職であると自信を持って言えることができますか?自信をもって言えない方は是非他の仕事について調べてみて欲しいです。
また、銀行員については昔から高給取りとして有名ですが、それは昇進していき役席や支店長クラスになった際の話です。役席でない一般の銀行員については他企業と給与水準についてはさほど変わらない事が多いです。
仕事後の上席・お客さんとの接待や、休日の出勤やサービス残業など、むしろ時給換算をすると他の企業より時給が低いということもザラにあります。そういったことに気が付かず一生を銀行員で終えるのは悲しいことだと思いませんか?
最後に銀行員の仕事に不満を感じている方も積極的に銀行員を辞め、他の仕事を探した方が良いです。前記にも挙げたように、今の銀行員でお客様目線のサービスを提供できている銀行員は数少ないです。
あなたは普段の仕事からお客様目線での提案ができていますか?本当にお客様のニーズに対して真摯に対応ができていますか?
数字第一主義によって、顧客が望まない商品や提案を押し売りしていませんか?そういった質問に対して自信を持って違うと答えられなかったり、今のそういった銀行員の仕事状況について疑念を持っている際には、銀行員を辞めてしまった方がよいと私は感じます。
みずほ銀行からのおすすめ転職先
保険会社での保険募集員
銀行員として業務を行っていると、保険商品を扱う事が多いため、馴染みの商品を販売するという点から保険募集員はオススメです。
商品を提案する際にお客様のニーズをしっかりととらえなければいけないところや、商品販売後の顧客のアフターフォローの必要性にちぃても銀行員に通ずるところなので、銀行員で渉外業務を行っていた方が保険会社で保険募集員として働くのは比較的多いです。
証券会社での証券員
次にオススメなのが証券員です。銀行員として最低限のマーケット知識を有している方であれば証券会社にて勤務ができるため銀行員の転職先としては人気です。
顧客の資産を守るというよりかは運用を行って増やしていくという点が銀行員とは異なりますが、やりがいを感じれば十分楽しい仕事内容です。更に仕事を通して自分の資産を増やすための術を学べるため、自分のキャリアアップを狙いたい方にオススメです。
中小企業の会計業務
中小企業の会計業務、事務についてもオススメです。銀行員は根が真面目な方が多いので会計業務や事務についても人気です。
中小企業の資金繰りについては厳しい業況等の会社も多くあるので、いかにその会社に寄り添って業務をこなせるかなど、やり甲斐も高い業務となっています。
営業職と違って、日々数字に追われる業種ではないので、自分のペースでしっかりと仕事をこなすことができます。
新卒でみずほ銀行から転職するときのポイント
転職したい業種・会社をリサーチする
転職をする際に、まず初めに自分が転職したい業種や会社についてしっかりとリサーチしておく必要があります。リサーチの方法については、インターネットのホームページで確認をしても、ネットの記事を確認しても、知人に聞いても方法は何でもよいです。
とにかく自分で調べることにより意識が芽生えてきて興味が湧いてくるので必須となります。
転職サイトの登録
転職サイトを利用する際には、1つのサイトのみでなく複数の転職サイトへ登録することをオススメします。自分の使いやすい転職サイトは実際に使ってみないと分からないものなので、自分で経験するためにも複数のサイトへ登録することをオススメします。
面接・実技の対策
良い求人に出会えたとしても実際に採用されるかどうかは別の問題です。面接の内容が振るわずに、採用されなかったということがないように、今まで自分が仕事を通じて感じたことや自身の強み等についてはしっかりとアウトプットできるように整理しておきましょう。
まとめ
以上が、私が1年で銀行員を辞めるに至った理由です。実際に銀行員を辞めるとなると、動き出すのに躊躇ってしまったり、周りからの助言で辞める事を諦めてしまったりと理由は様々だと思います。
ただ、私の経験上そういった迷っている時間こそが非常に勿体なく、その時間を使えば転職等の次のステージに対してたっぷりと時間を使うことができます。どうせ銀行員を辞めるなら、今よりもっと良い仕事に就きたいと思いませんか?
今現在辞めるかどうか迷っているあなた。とにかく勇気を出して新たな一歩を踏み出すと、人生が大きく変わりますので頑張ってください。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし今の仕事に不満があるなら、ミイダスを使い転職できるかを確かめてください。
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