「好きなことを仕事にしたい!」「洋服に関わる仕事がしたい!」と思いアパレル業界に就職する方は多いのではないでしょうか。
私自身、昔から洋服が大好きで毎日洋服に関われる仕事がしたいと思い、アパレル業界に正社員として就職しました。
入社後は百貨店での接客業務をしましたが、大好きな洋服を通してお客様に喜んで頂ける接客の仕事は楽しいことも多く、とてもやりがいがある仕事でした。
ただ、アパレルの仕事はやりがいが多い反面、ずっと続けられるか不安、給料が少ないなどの理由から退職する人が多い職業でもあります。
この記事を読んでいるあなたも、アパレルの仕事を辞めたいと悩んでいるのではないでしょうか。ここでは1年間でアパレル業界を辞め、転職した私の経験をお話ししたいと思います。
私と同じようにアパレルの仕事を辞めたいと感じているあなたの参考になれば幸いです。
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新卒でアパレルの販売職を辞めたくなった理由
給料・賞与が少なく生活が苦しい
アパレル業界は他の業界に比べると給料が少ないと言われています。特別なスキルも必要なく、言ってしまえば誰にでもできる仕事ではある為、そうなってしまっても仕方がありません。
賞与もその時の売上に直結している為、売上が少なければおこずかい程度の賞与しかもらえませんよね。
そんな状態の中、店頭では新作を着用しなければならず、毎月洋服を社販しなければならないという人も多いのではないでしょうか。元々少ない給料から毎月社販をしていると手元に残るお金がより少なくなってしまいます。
自分が大好きなブランドで、社販で安く洋服を買えて嬉しいという人もいるかもしれませんが、毎月新作を買っていると生活が厳しくなりますよね。
給料が少なく生活が苦しいのを理由に辞めたいと感じている人は多いのではないかと思います。
体力的にずっと続けられる自信がない
販売職は基本的に8時間店頭で立ちっぱなしが当たり前ですよね。
接客時以外にも品出しの為にストックに走ったり、朝早くから大量の納品パッキンをさばいたり、基本的に動き回っていることが多く、かなり体力を使う仕事だと思います。
私自身も朝早く出勤し大量の納品パッキンを開店までに1人でさばき、そこから8時間立ちっぱなしで接客やストックの片付けをした日などは、クタクタになり家に帰ると何もできないということもありました。
また、店舗の人数が少ないところでは、熱があるなど体調不良の時も、代わりに誰かに出勤してもらうことが難しい為、無理をしてでも出勤しなければならないということもあるともいます。
そんな働き方が続くと、この生活をずっと続けていけるのかと不安になりますよね。
出世が難しく将来が不安
私の入社した会社は店長・副店長の異動がほとんどなく、上層部に空きが出ない為出世が難しいという状態でした。その為若手社員が何年経っても出世できず、給料も上がらない為次々に退職してしまうという状況が続いていました。
アパレル業界は社員数に対して、店長・副店長や本社勤務の枠が少ない為、出世するのはかなりの狭き門であると思います。
元々企画や生産職などで就職されている人は別ですが、販売職から他の職種になるのはかなり難しいことですよね。
私の友人は企画職に空きが出た為、挑戦したいと上司に相談したところ「アパレルの販売職は最低5年続けないと店舗のことが分からないから、5年後に空きがあったらその時もう一度挑戦して欲しい」と言われたことがあると話していました。
やる気があって挑戦したいと思っていたのに、「最低5年は販売職」という暗黙のルールでやる気を無くしてしまったそうです。
このように店長・副店長や他の職種になるには何年も時間がかかる為、他の仕事で何か違うスキルを身に付けたほうがいいのではないかと考え、転職する人も多いと思います。
休日が少なく、長期休暇が取れない
アパレル販売は基本的に土日休みがなくシフト制です。人数が少ない店舗で働いているという人の中には、連休をもらうことができないという人も多いのではないでしょうか。
私の店舗は4人しかいなかった為連休を取ることが難しく、1年に1度3連休をもらうのが限界でした。
世間がお休みの、お盆や年末年始は掻き入れ時なのでもちろんお休みは取れませんよね。SNSなどで地元の友達が集まっている写真を見て、羨ましくて泣きそうになりながら出勤したこともあります。
また体調不良でも、代わりに誰かに出勤してもらわなければ空きが出てしまう為、無理をして出勤していたこともありました。
異動が多い
店舗が多い会社では異動は付きものですよね。突然異動を伝えられることも多く、全国転勤のある会社などは特に大変かと思います。
家族のいる人などは、転勤の為に家族も一緒に引越しをしなければならず安定したいと考える人もいるのではないでしょうか。
新卒でアパレル辞めて事務職へと転職した理由
- 安定し、長期的に続けられる仕事がしたかったから
- 何かスキルを身に付けたかったから
- 土日休み、長期休暇も取得しやすい会社に入りたかったから
私は販売の仕事を初めて1年経たないうちに、毎日クタクタでストレスフルな生活を今後ずっと続けていけるのか、将来のことを考えて貯金もしたいけど給料が少なくてできないなど様々な理由から転職することを考え始めました。
販売職の経験しかなく、次の仕事が見つかるのか不安だった私は、仕事をしながら転職エージェント通い相談に乗ってもらっていました。
転職エージェントでは会社を紹介してくれるだけではなく、自分の長所・短所を見つけ出し向いている職種を教えてもらうことができました。その為、転職エージェントに通いつつ自分の就きたい職業を考えることができました。
アパレル業界で得た知識や経験を全く活かせないのはもったいないと思ったので、経験を活かすことができ、自分の条件を満たすことのできるアパレルECサイトの営業事務に転職しました。
事務職は、アパレル販売で体力の心配や、休日の少なさに不満を抱えていた人に人気の職種です。実際に転職してからは、出勤時間・退勤時間が変わらない為生活時間が安定し、座りながらの仕事なので毎日クタクタになるということもありませんでした。
また一番変化が大きかったのは土日休みになったことです。
今まで時間が合わず会うことのできなかった友人と会ったり、週末に地元に帰省するなどプライベートも以前より充実しました。
また、事務職は未経験可という会社が多く特別なスキルが必要ない為、販売職しか経験したことがないという人にオススメの職種です。
新卒でアパレルを辞めてOKな人、NGな人
一度仕事を辞めたいと感じてしまうと、頭の中はそれでいっぱいになってしまいますよね。しかし、上司に退職意思を伝える前に、もう一度本当に退職して良いのか考えてみることも重要です。
辞めてはいけない人
- 働き初めて3ヶ月未満の人
- 人間関係だけに問題がある人
- その会社でなりたい役職、目標がある人
- 自分のミスなどが原因で辞めたい人
上記に該当する人は、辞めるタイミングをもう少し考えることをオススメします。
働き初めて3ヶ月も経たないうちに辞めたいと感じる人は多いですよね。入社直後は覚えることが多く、人間関係も一気に変わる為、嫌になることもたくさんあります。
ただ、最初の3ヶ月程を耐えると、だんだん業務にも慣れ仕事を楽しいと感じる瞬間も出てきます。せっかく大変な就職活動を乗り越えて入社できた会社なので、3ヶ月で辞めてしまうのはもったいないとも思います。
もう少しだけ頑張ってみて、それでも自分には向いていない、続けられないと思った時に辞める決断をしましょう。
仕事は好きなのに人間関係が辛くて辞めたいという人は、上司に異動の希望を出してみましょう。アパレルは店舗によって全く雰囲気が変わるので、店舗異動するだけで働きやすくなる可能性もあります。異動しても辞めたいという意思が変わらなければその時に辞めることもできます。
また、その会社でどうしてもやりたいことや挑戦したいことがある人は時間がかかったとしても諦めない方がいいと思います。辞めてしまっては後悔するかと思いますし、転職してまたやりたいことを探すというのも大変なことだと思います。
上司にこの仕事がしたいと普段から伝えるようにしていると、チャンスがくるかもしれません。
自分のミスで仕事を辞めたいという人は、なんの仕事をしてもミスをしたら辞めるという考えになってしまうので退職してはいけません。必ずミスをなくす努力をして、改善策を考えましょう。
ただ、どうしても仕事の合う合わないはあり、いくら努力をしてもうまくいかないということもあります。自分はどんなことが苦手で、どんな仕事ならうまくいくのか考え直す時間を取ってみることをオススメします。
辞めていい人
- 体調に問題があり続けられない人
- 他に入りたい会社、やりたいことがある人
- この会社でもうできることはないと感じる人
体調の問題があり続けられない人は仕方がありません。無理に続けて、転職もできない状態になってしまっては大変なので、上司に相談してみましょう。
他に入りたい会社、やりたいことがある人はすぐに転職に乗り出した方がいいと思います。やりたいことがあるのにできていない現状が嫌になり、仕事を疎かにしてしまうと店舗の人に迷惑が掛かります。
時間は無限ではないので、やりたいことがあるのならすぐに切り替えましょう。
また、この会社でできることはもう何もないという人は、モチベーションの低い状態で仕事をしていても、毎日が楽しくありませんし、他に挑戦したいことを探してみることをオススメします。
一度辞めたいと思ってしまうと毎日そのことで頭がいっぱいになってしましますよね。ずっと辞めたいと思いながら働くのは一緒に働いている人にも失礼ですし、前向きに仕事ができていないとミスが増えてしまうということもあります。
なぜ辞めたいと感じているのか、辞めずに済む方法がないのか考え、やはりどうしても他の仕事に転職したいと思うのであれば転職活動を初めてみましょう。
アパレルからのおすすめ転職先
事務職
事務職は特に、時間的にも安定し、体力的にも心配がなく長く続けられるので女性にオススメです。スキルがなくても未経験で就職できる会社は多いと思うので探してみましょう。
ただ、接客や人と話すことが大好きという方にはオススメしません。事務職は思った以上に黙々と作業する時間が多く、人と話す時間はほとんどありません。そんな人にとっては、販売業より苦痛に感じ、また辞めたくなってしまうかと思います。
アパレル以外の接客業
接客は好きだったけど、その会社で出世が見込めない、長期休暇が取れないなどの理由で転職したい人にはオススメです。業界によっては長期休暇が取りやすいところもあるので、探してみてはいかがでしょうか。
接客業をいていた人はコミュニケーション能力が高い人が多いので、その長所を活かすには人と関わる仕事が一番かと思います。
美容系の仕事
特にアパレル業界の女性は、美意識の高い人やセンスの言い人が多いので、美容関係の仕事もオススメです。ネイリストや化粧品メーカーなどに転職する人も多いですよね。
アパレル販売員の人はただ接客をするだけではなく、その人に似合う物を考えながら仕事をしている人は多いと思います。似合わせの力やお客様へも提案力は美容業界でも変わらないので、挑戦してみるのもオススメです。
ずっと綺麗でいたいという人には向いている仕事ではないでしょうか。
新卒でアパレルから転職するときのポイント
退職の意思はできるだけ早めに伝えましょう
販売職をやめるには時期にも寄りますが時間が掛かります。私も退職の意思を伝えてから、実際に退職するまで半年程かかりました。
人手不足のところが多いので、ここまで延長して欲しいというのは必ず言われます。ズルズルしているとどんどん退職時期が遅くなるので、ここで辞めますと強い意思を持って伝えましょう。
またセールシーズンなどは特に人員が必要になりますので、閑散期に合わせて辞めるというのもオススメです。
転職先が見つかるか不安な人は転職エージェントに相談に行きましょう
販売職から他の職種に転職できるのか不安を抱えている人は多いと思います。私も今までの経験から転職できる仕事はあるのかと不安になりました。
転職エージェントでは会社を紹介してくれるだけではなく、自身の経験からこんな職種が向いているとアドバイスをくれます。
仕事探しの参考になるので一度相談に行ってみることをオススメします。
引き継ぎをしっかりし、退職後のお店に迷惑を掛けないようにしましょう
自分だけが担当していた業務や、お客様の引き継ぎなどを行い、自分が退職した後の店舗が回らなくなってしまうということのないように注意しましょう。
まとめ
私のように、アパレルでの仕事をずっと続けていくのは将来が不安だし、転職を考えているが、特別なスキルもなく転職できる会社があるのか不安という人は多いのではないでしょうか。
私の経験上転職できる会社は必ず見つかるので安心してください。
もちろん転職活動や自己分析など、やらなくてはいけないことは多く、転職するのは大変です。それでも将来の不安を抱えながら働いたり、不満を持っているならば、自分に合う会社を探す努力は必要だと思います。
自分の長所を活かせる会社は他にもきっとありますし、入りたい会社に入るには経験が必要ということであれば、未経験で就職できるところに入社して、もう一度スキルアップの為に転職することもできます。
まずは自分のやりたいこと、どんな生活をしたいのかをよく考え、転職エージェントや上司などと相談しながら転職先を探してみましょう。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
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