食べることが大好き!接客業のアルバイト経験を活かしたい!そんな思いで私は新卒でアットホームな焼き肉屋の正社員として約半年間働きました。
しかし現実は1日10時間越えの長時間労働、休日は週1回などプライベートが疲れを取るだけになってしまった日々…。
ですが大好きな賄が毎日食べられる、おすすめしたお肉を「とってもおいしかった!すすめてくれてありがとう」と感謝されやりがいが持てるなどいい所もたくさんありました。
プライベートを取るか、仕事のやりがいを取るか。これを見ているあなたもきっと続けるか、辞めるかを何度も何度も考えているのではないでしょうか?
そこでプライベート重視の生活を求めて、飲食店から事務職へ転職するまでの壮絶な体験を書いていこうと思います。
今、新卒で飲食業から転職を考えている皆さんの参考になればと思います。
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新卒で焼肉店のホールスタッフを辞めたくなった理由
1日10時間越えの長時間労働
あなたは入る前から「ブラック企業が多い」「なんでも早くやらないといけない」とあまりいいイメージは持たれていないことを踏まえて入社しませんでしたか?
それを承知の上だったけど、職種柄常に人手不足な職業なので、いつも時間、気持ちの余裕はギリギリではないでしょうか?
私は当時すべて作業が終わってからオープンの時間までが休憩時間(賄を食べる)でしたが、大体20分~30分と急いで食べなければいけません。
それから激務な営業をし、終わるころには日付が変わっている…。書面上は8時間勤務ですが実際は大体13時間勤務、もちろん残業代は無し。帰って風呂に入って寝る…。
長時間労働&激務の為、休日以外はただ働くだけの日々。「飲食業がブラック企業多いというのは本当なのだな」と飲食業経験したあなたは感じませんでしたか?
常に人手不足で残っている人は負け組扱い
特に資格・学歴・経験がなくても働ける飲食業。そのせいか入ってくる人は多いですが、辞める人も多いのが現実。
しかし人手不足だとわかっているのに入場制限、対策もせずいる人間だけで通常営業を支持する上司。
飲食業はたいてい回転率が売り上げに繋がるので簡単に対策ができないのです。
辞めた人間は「激務な日々から解放された!」ともはや勝ち組。しかし残っている人は、いない人間の穴埋めのため大量の激務を給料変わらず押し付けられた負け組。
そんな風にあなたは思ったことありませんか?
せめて人手不足の分、残っている人の給料を上げるか、やることを減らして1人の負担を減らすとかしてよと毎回思っており提案しましたが、答えはもちろんNO。
飲食業界はほんとに人手不足を解消する気があるのか、今でもとても疑問です。
プライベート?なにそれおいしいの?
飲食業は本当に休みが少なく、辞めたい!って人はこれが大きな理由なんじゃないかなと思います。
私は週1日休みだったのですが、休日前の夜は日付が変わっているので店はやってない。休日でも次の日は仕事なので、体力温存のため飲み会、遠出はできません。
その上基本仕事終わりが遅く就寝が2時とかなので、休日でも起きたころには午後ということも…。1日の半分が終わった感じでした。
友達と休日が合わないのはおろか、溜まった家事をこなしやるべきことをやって1日が終わる。次の日から仕事の為、疲れた体を休めるため早めに寝る。
休日は「プライベートで楽しむ日」ではなく「仕事の疲れを回復し、日頃できていないことをやる日」になりました。趣味やお買物もできません。
もはや何のために働いてるのか当時はわかりませんでした。そのせいか辞めるまでの半年間で貯金がたくさんできましたが(笑)
忙しい時ほどやってくるクレーマーにため息
先程人手不足について触れましたが、人手不足だと従業員が足りず、1人1人丁寧な接客やサービスが大変困難になり、最悪ミスに繋がることが多いと思います。
それに漬け込んでか(?)連休など繁忙期になると、絶対1日に1人はやってくるクレーマー客。
ただでさえ人手不足で忙しいのに、その人1人のせいでチームワークは乱れ、空気が悪くなる。
しかし接客業あるある「お客様は神様」が日本の風習なのか、追い返すことはおろか謝る事しか許されない。
たとえ従業員のミスでなくても責められ続ける。同じ従業員にもクレーマー客にも、もはや「私に人権がないのか?」と思ったことありませんか?
こんなに激務なのにお給料は….
お給料の金額は企業によって高かったり安かったり…。しかしあなたを含め飲食業勤めの方はきっと「労働力に対して給料が見合ってない」と思うのではないでしょうか??
当時私は1日13時間勤務、週休1日残業代なしで手取りは13万円….。
学生の頃の冬休みのバイト代と同じくらいでした(笑)
「これだけ頑張ったのに。これから(人がまた辞めたし)更に激務なのに。というか残業代付かないし。」
ボーナスも昇格も基本ない飲食業。給料日はうれしい日のはずが、毎回「絶望」という言葉で頭が埋め尽くされた記憶が今でもしっかり残ってます(笑)
新卒で飲食店を辞めて建設業の事務職へと転職した理由
- 仕事の労働力と給料が見合ってないと思った
- 10年勤務してる上司との会話で気が付いた事
- 自分の趣味、プライベートを満喫できる休日と時間がほしかった
結局悩みに悩みまくった結果、私は転職という道を選びました。明確に決意したきっかけは休憩時間中での10年以上勤めている女性の上司との会話でした。
彼女は当時30歳でしたが、「結婚・育児・趣味の旅行をしたいけど、今の職場じゃ難しそう。でも私が辞めたらお店が回らなくなるから辞められない。」と嘆いているのを聞いて目が覚めました。
今現在給料も少ない・激務で休日が楽しめない上、休日も多くない。私の趣味である旅行も今の職場じゃお金も時間も体力もないのでできない…。このまま何年も働いていいのかな?
そう転職しようか悩んでいた最中にこの会話でした。
上司の嘆きを聞いて、申し訳ないけど「自分の未来がこうだったらいやだ」と強く思い、転職という結果になりました。
あなたももしかしたら「私が辞めたら仕事が回らなくなる。職場の人が大変になる。きっと迷惑がかかる。」そう思って辞めることを決意できないのではないでしょうか?
しかしはっきり言ってあなたがやめても残りの人でなんとか回せます。もしあなたが辞めて会社が最悪回らなくなっても、それはあなたのせいでなく、対策を怠った会社側の落ち度ですよ?
新卒で飲食店を辞めてOKな人、NGな人
この記事を読んだあなたはきっと、「転職しよう!」と決意を持ったか、「でも踏み切れない。まだ悩んでる…。」と思っているのではないでしょうか?
しかし転職を決意する前にもう一度よく思い出してください。今の職場のメいいところ、やりがいを。飲食業は人間がいる限り必ずある職業です。その上接客スキルも上がり、食費も浮いたりとメリットがあるのも事実。
職場、プライベートなど色々な観点から今の仕事のメリット・デメリットをよく考えてみましょう。
辞めてはいけない人
- 退職してからのビジョンが思い浮かばない人
- 自分の長所・短所が分からない人
- 転職する段取りを決めてない人
退職するのも飲食業の場合難しいですが、経験上、退職後の転職活動の方が大変です。
特に辞めたくなった理由にも少し書きましたが、飲食業に勤める人は大体資格・学歴・経験があまりない人がほとんどです。
なので転職活動する時も、サービス業、飲食業など以外はかなり不利です。
なので資格を取ってから辞める。もしくは今の職場での経験を堂々と言える。特に自分の長所をしっかり伝えられ、いかに会社に入れて有益かを転職活動の自己PRや面接で伝えられるかが、元飲食業の私たちには重要なのです。
その為にも退職してからどんな仕事に転職するか。次はプライベート、給料などなにを重点に職を選ぶか。いつまでに再就職するかなどだいたいでいいので決めておかないと、ほんとにダラダラと決まらないことが多いです。
なので辞めてから転職に内定するまでのある程度のビジョンを考えてから退職しましょう!
辞めていい人
- 「自分が辞めたら職場が回らなくなる」と思ってる人
- 「なんのために働いてるのだろう」と考え始めた人
- なにがなんでも飲食業を辞めようという強い意志がある人
- 他人より自分優先な人
ホントに私や元上司を含めて多いのが「自分が辞めたら職場が回らなくなる」と思うこと。
特に万年人手不足な飲食業だと、辞める人を見るたびに「私が辞めたら今みたいに他の人が更に大変になるんだな」と考えてしまうと思います。
しかしよく考えてください。辞める理由は本人にもあるかもしれないけど、少なからず会社に不満を持ってるから辞めるのです。
元は会社の経営方針や改善の無さが今現在の人手不足に繋がっている。辞める人が悪いのではない。会社側が悪い。そう割り切った方が辞めやすいです。
あとは「なんのために働いてるのだろう」と思ったらそれは精神的に病んでしまう一歩前です。これは私も経験した事です。
ここまでいくと会社側が改善するのを待つか、辞めるかをしないと手遅れの状態に。。しかし会社が改善してくれるなんて、他人任せにしない方がいいです。自分から本当はどう生きたいのか。
どう生活していきたいのかを今一度考えましょう。
そして最後に、元々飲食業に向いていないこと。特に飲食業は接客だと特に気遣いができるかが命。
しかし実は自分はわがままな方だったり、他人より自分の幸せを優先するような人だと飲食業やサービス業は向いてません。(私自身、見つめ直して向いてないなと思いました。)
それだったら早く辞めて自分に向いている、活かせる仕事に就いた方が賢明かもしれません。
飲食店からのおすすめ転職先
飲食業から事務職へ
飲食業を辞めたいあなたは、きっと「プライベート重視の生活がしたい」と思っているのではないでしょうか?
事務職と言ってもたくさんありますが、基本休日・プライベートの時間はどの職種よりも一番多いのでおすすめです!しかし人気な職種の為、万全な準備が必要です。
飲食業から接客業へ
やはり飲食業で身に着いたスキルと言えば、接客スキルではないでしょうか?今まで飲食業としてやってきたことを活かしたいのならおすすめ!
接客業と言っても、ショップ店員やアパレルなど様々。少なくとも飲食業よりもお給料・休日は多いので、人と関わりたい!接客が得意な人にはぴったりですよ。
飲食業から製造業
飲食業の中でも、キッチンをやっていた、接客よりも黙々と1人で作業をしたいという方におすすめです!
飲食業に勤めている方の多くは資格や学歴、スキルが他の職種よりもなくても入れるのが現実。しかし飲食業同様、製造業もそれらがなくても働けます!
接客に疲れし、資格とかも面倒…という方におすすめです。
新卒で飲食店から転職するときのポイント
退職から転職活動までのビジョンを考えよう
退職する前にまずは退職~転職活動までのやること、期間、希望の職種を大まかでいいので決めましょう!
これをやらないと退職してからダラダラと無職・フリーター期間が長くなってしまいます。(知人の経験)
また、転職サイトに登録しておいて暇なときに自分の職歴を更新したり、「どんな仕事あるかなー」と見ておくと退職後もスムーズに動けます。
ちなみに飲食業の場合、まとまった休日や時間が取れないことが多いので、退職してから転職活動した方が円滑に進みます。
あらかじめ「退職したい」アピールをしよう
特に飲食店あるあるが、「○月に退職します」とあらかじめ言っても、人手不足の為辞めさせてくれない、引き伸ばされるということがとても多いです。(前職の店長さんは1年くらい引き伸ばされてました。)
しかし退職の意思をしっかり言えば大丈夫。法律上退職する2週間前に伝えればOK。なので退職届を2週間前までに出してしまえばこっちのモノです。
ちなみに私も退職を2週間前に申し出ましたが、それにもかかわらず1か月先のシフトに組まれてしまったので退職希望を出した日から前職に行ってません。
少し強引な辞め方でしたが、本当に辞めさせてくれないのでしたらこれくらい強気で辞めましょう。でないとどんどん引き伸ばされます。
ハローワーク、転職サイトの二刀流で転職活動しよう
「転職サイトはブラック企業が紛れてる」「ハローワークは悪い企業は登録されていない」そう自分で思い込んでることありませんか?
実はハローワークにも転職サイトにもブラック企業はあります。それとハローワークにしかない会社・転職サイトにしかない会社もあるのが事実。
なので次の転職で失敗しないように、まずはいろんな職種を知る事。いろんな会社を知ることが重要です。
まとめ
私は物事にはすべて意味があると考えています。
前職である飲食業は辛かったけど、それがあったから転職するために行動したり、気持ち的に強くなれたし、今の自由な生活が手に入ったんだと思っています。
転職して今の生活を手に入れて身についたことは、休日やプライベートの時間の大切さ。辛い現状を変えることができる行動力。仕事や生き方に対する考え方です。
あなたの辛い現状・人生は誰も解決してくれない。スーパーヒーローも助けに来てくれない。変えられるのはあなただけです。
資格も、学歴も、スキルも、経験もない私ですが、転職活動を通してあなたに伝えたいこと。それは「1回人生が終わったと思えばなんでもできる」ということです。
この私の経験が、あなたの人生を変えるきっかけになれば嬉しいなと思います。
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