新卒でなんの仕事に就きたいか考えたとき、「人の生活を支え、貢献したい。」と思いました。その中でも人の生活に強く根付いているスーパーの仕事に興味を持ちました。
また、コンビニでアルバイトしており、売り場が好きだったのもあり、スーパーに就職しました。
売り場づくりならコンビニでもできるので社員になることを考えた時期もありましたが、コンビニは、店長がほとんど休みなく働いていて、栄養剤を一日数本飲みながら仕事しているのをみて、やめた方がいいと思いました。
しかし、スーパーに就職したものの、私はわずか半年で退社しました。正直、今でもスーパーに就職したことを後悔しています。
その後はアルバイトを挟み、介護へ転職しました。デイサービスを3年半勤めた後、老健に行きました。昨年、出産し現在育休中です。
この記事では、自分のやりたかったスーパーの仕事をなぜ半年で辞めたのか?なぜ、介護職に転職したのか?をお伝えしますので、是非、ご参考にしてください。
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新卒でスーパーの正社員を辞めたくなった理由
定時に帰れる日がなく、サービス残業は当たり前
一番の理由がこれです。シフト上、8時間勤務でしたが、定時で帰れたことが一度もありませんでした。店舗に配属されてわずか2日からそのような状況でした。昼休みは10分程度、毎日3時間は残業してました。一番ひどい時で、15時間勤務していました。
話が逸れてしまいますが、私がやっていたスーパーの仕事をざっくりと説明します。
開店前に商品を補充⇒(開店)⇒商品の補充→売り場づくり⇒発注です。一見簡単なのではと思う方もいるかもしれません。
開店前は補充の量が多い上、開店準備している時にトラックで商品が運ばれてきて、それを、青果や鮮魚など各部門に振り分けると言う作業があり、2時間かかる開店作業のうちの30分を取られてしまい、開店前に終わることがありません。
開店前に終わらせなきゃいけないものを開店後にも補充します。開店前は補充だけでなく、値段が書いてるか、ちゃんと正しい値段になっているかを確認しなければいけません。
また、開店後も売り場にいることが多く、お客様によく聞かれる為、チラシの商品の位置を把握する必要がありました。
開店前は一刻を争うくらい忙しいです。私はお菓子売り場の担当をしていました。お菓子といっても、お菓子は季節等で商品が変わっていく為、売り場の商品変更が週1回はあり、大変でした。
特に、子供の玩具付き景品のお菓子は激しかったです。売り場づくりにはだいたい2時間くらいかかっていました。また、調味料、パン、乳製品と担当が普段いますが、その担当社員の休みの日は、一番下っ端である私の仕事になっていました。
パンと乳製品になった日は出しては売れての繰り返しなのでとても忙しいです。
その上、レジ応援にもいかなければ成りません。これが1日に数回起こります。土日はだいたい数時間はレジにいます。レジ応援ばかりすると自分の仕事が終わらないので残業してしまう状況になってしまいます。
こうした日をやめる日まで続き、「仕事をこなしてもこなしても全く終わらない。終わりが見えない。自分は一体ここで何をやっているんだろう」と毎日考えながらしていました。
休みの日が固定されている
休みの日でも憂鬱であった。だいたいの職場で希望休なるものがあると思いますが、固定休でした。冠婚葬祭以外は希望休が取れませんでした。
固定休が平日だった為、友達ともプライベートでの予定が組めず、ずっと孤独に感じ、仕事のストレスが抜けませんでした。
次第に休みが終わりに近づく旅、「また終わりが見えない日が続いてしまう」と、泣いていました。今思えば一種のサザエさん症候群のようなものだったと思います。
兄と姉がいるのですが、二人とも5年以上同じ会社にい続けていたので、辞めたいとはなかなか家族に言えませんでした。
家にいても、憂鬱な気持ちが家族にバレてしまう為、基本的に外に出ていました。しかし、基本一人で過ごし、また、職場から電話がかかってくる事もあったため、休みの日でも何をしてても仕事が頭から離れられませんでした。
新卒の合宿の内容が過酷
あまり覚えていませんが、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」等の接客用語や社歌や社訓を朝から晩まで半日くらい言わされたりしました。
3泊4日だったのですが、毎日終わらないような課題を出され(どんなものだったかは忘れました)、山中湖の周りの道をひたすら走ったりしました。当時、めまいを起こしてふらつきもあり、体調不良を訴えたのですが、休ませてもらえませんでした。
1日睡眠時間が2時間くらいしか取れず、お風呂の時間が5分しかありませんでした。お風呂の時間をとらないのはここの会社くらいかなと思っています。
10年くらい前なのでなかなか思い出せませんが、厳しい、眠い、きついの3つが常に浮かんでいました。他の会社の新人合宿は厳しいところもあったけど、睡眠時間や入浴時間が削られる会社はありませんでした。
日が立つに連れて、同期の数が少なくなっているのを感じました。聞いたところ、合宿中に脱走したそうです。のちに毎年一定の数の脱走者がいるのを聞きました。
思い返してみると、合宿の時からこの会社おかしいかもとは少し思っていました。でも、当時は社会人だからこういうものなのかなと思い、厳しいけど乗り越えなければいけないという気持ちでした。
異動が激しい
サービス残量が当たり前だったり、休みが固定だったりで、プライベートがない為、辞める人が大勢出てきます。
私の会社は中途採用がなかなかない為、辞めても新たな人材を採用せず、他の店舗から引っ張ってきたりします。その為、異動が激しくなります。
新入社員は1年はないですが、それ以外は速い人で3ヶ月で異動することもあります。
新卒でスーパーを辞めて介護職へと転職した理由
- もともと介護職に興味があった
- 母が仕事していた
- ニーズ高いから
就職活動する際に、スーパーなどの小売の他に、介護職にも興味を持っていました。なぜ、興味を持ったかというと、高校生の時に祖父が認知症になり介護施設にいたことがきっかけです。
施設に尋ねると、祖母はもちろん、娘である母、孫の私でさえも存在を忘れられていました。もともと医師だったので、職員を見つけるたび、「今日はお客さんいないの」と施設を病院と職員を看護師と勘違いしていました。
また、施設を抜け出し、祖母の家までタクシーで来てしまったこともありました。
このような以前とはすっかり別人の認知症の祖父を受け入れられずにいました。祖父がなくなっても、病院へはいけませんでした。葬式になり、棺の中にあった祖父の顔を見て、最期に逢えなかったのをとても後悔しました。
今後同じような高齢者がいたら、寄り添いたいと思うようになり、介護職に興味を持ちました。
2つめは介護業界は、毛嫌いされる職業だけど、母が介護業界で仕事をしており、何回か転職もしているけど、長く続いていたので、自分もやってみようと思えました。
母がしていなかったら、介護士にはなっていないです。
近年高齢化が激しく、介護職の需要も高まっていたからです。募集が多いからこそ、自分に向いている施設も探せると思いました。また、スーパーでの志望理由の一つでもある、人の生活を支えるという面でも介護職は合っている為、自分に合うのではないかと考えました。
転職先として介護施設を探すとなった時、1年も経たずやめてしまったため、長く続けられる会社に入りた買った為、母にも相談し、夜勤がある施設はすぐやめてしまうかもと思い、夜勤のないデイサービスに就職しました。
新卒でスーパーを辞めてOKな人、NGな人
辞めてはいけない人
- スーパーの仕事を初めて3ヶ月未満
- 明確にやめたい理由がない
- やめたいという気持ちが強く、そのあとのことを考えない
3ヶ月未満だと、仕事がまだわからないところが多くあったりする時で、何も学べていないと思います。
転職時にも多分突っ込まれると思うので、しっかり説明できれば良いとは思いますが、ただ、辛いから何も考えずに辞めてしまうのはよくありません。(仕事できないほど体調を崩すなど例外はあります。)
辞めない理由がないのに、辞める必要はないです。なんとなく辞めてしまうと次の仕事もなんとなく決めてなんとなく辞めるといった、なんとなくで決めてしまう人生が続いてしまいます。
実際、私の他の同僚はなんとなくやめて、次の職場でも長続きしませんでした。
3つめは、2つめと似たような感じになってしまいますが、同僚で上司に一回きつく叱られたたけで、その当日にやめた人がいました。ただ逃げたくてやめたので、10年経ってもフリーターです。
このようにならない為にはやめたあと、ある程度どうするか考えないといけません。
辞めていい人
- 明確に辞めたい理由が見つかり、その後の転職活動等計画できている
- 仕事が原因で精神的に体調を崩す
- 仕事にやりがいを見いだせない
- 仕事でいいことがひとつもないト
やりたい仕事がみつかっていて、転職するためにステップ踏んでいたら、今の仕事をいつまでもダラダラ続けなくて良いと思います。いるだけ時間の無駄です。
体調崩すくらい体がきてる時は、転職先等決まってなくてもやめるべきです。体がきてる時って、やめるって考えがなくて、ただ日々が辛く感じるんですよね。私もスーパーの時にそのような気持ちになりました。
仕事をしていてやりがいがないというか、今の仕事をしていて良いことが思い浮かばなかったら、違う仕事を考えるべきです。
私が働いていたスーパーは5年働いても5000円くらいしか増えていなく、このまま長く続けていいのかなと疑問に思っていました。
スーパーからのおすすめ転職先
スーパーからの転職先ですと、大手スーパーや小売サービス業が圧倒的に多いです。正直、やる気次第でどの職業にも行けると思います。
おすすめというよりも、スーパーを辞めていった他の同僚がどういう仕事に転職したかを説明しますが、結論、接客業が多かったです。
- アパレル
- 保険のセールス
- バイトから起業
アパレルに行った子は、もともと服が好きで、接客業に就きたかったらと言っていました。
その後、別の就職先に行ったものの、アパレルをまだ続けています。彼には合っていたのだと思いますが、アパレルは店員のノルマとかもあるみたいなので、すぐにやめていってしまう人もいるみたいです。
保険のセールスの子は、接客業で、結婚・出産を考えて働けるところがよくて、保険のセールスに就いたそうです。スーパーは、残業や休日出勤が結構あり、労働環境が悪く、女性には働きにくい職場です。
保険の仕事についたら、残業はほとんどなくなったそうです。
起業した人もいました。リサイクルショップでアルバイト経験をしたのち、親と一緒にネット限定のリサイクルショップを立ち上げた人がいます。1年くらいしたら軌道に乗って食べて行けるくらいの収入はあるそうです。
これは、結構奇跡的なケースだと思います。起業するなら相当の知識と覚悟が必要です。
新卒でスーパーから転職するときポイント
- 辞めるときは上司に相談
- いくつかの就活サイトに登録
- すぐに決めようとしない
- 就活サイトのスカウト機能の活用
一般的に辞めるときは上司に辞めたいと相談することからスタートです。私の場合は、店長に伝えるとすんなりと辞めれました。「辞めたいといった人を無理に引き止めはしない」という考えだそうです。
他の同僚は、結構引き止められて、ずるずる一年くらいやめさせてもらえなかった人もいたといいます。転職先が決まっていた人は簡単に辞めれたと言っていました。
私は辞めてすぐ、学生時代にバイトしていたところに戻りました。バイトしている中でゆっくり決めればいいと親に言われたからです。
焦って決めるとまた、すぐに辞めてしまうこともあるから、長く続けられる会社を選びなさいと言われました。正直、バイト先には戻りたくなかったのですが、携帯代や就活代を稼ぐため手取り早くバイトに就きたかったからです。
再度就活するに当たっていくつかの就職サイトに登録しました。新卒ではなく、普通の転職サイトや第二新卒をターゲットにしたサイトにも登録しました。
サイトによくあるスカウト機能に登録して、転職先に内定もらいました。自分で探すのも良いですが、スカウト機能を利用すると、思いも寄らない良い会社に出会えますので、必ず利用した方が良いです。
まとめ
正直、スーパーや新卒ですぐに辞めてもやる気次第で良い結果にも悪い結果にもなります。
辞めたあとは、自分の人生と向き合い、本当にやりたいことは何かと考え、長く続けられる環境にある会社を探すのが良いです。
また、転職面接の際、スーパーをすぐ辞めた理由を絶対聞かれます。ここでマイナスに説明してしまうと、相手に悪い印象を与えてしまいます。ここでは、スーパーのことよりも、転職先にどうしても行きたい理由を述べると良いでしょう。
この記事を見て、新卒でスーパーからの転職について少しでも参考にしていただけたら幸いです。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし今の仕事に不満があるなら、ミイダスを使い転職できるかを確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業で新卒で転職した先輩の転職先も調べることができます。
(診断時間は約5分です)
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