新卒でWebデザイナーを辞めたい

新卒でWebデザイナーを辞めたい

「Webデザイナーってオシャレで憧れる!」「華やかな仕事」そのようなイメージ持ってWebデザイナーを目指した方も多いのではないでしょうか。

私自身もオシャレなオフィスで、オシャレなWebサイトを作成する日々が待っていると、キラキラしたイメージだけでWebデザイナーを目指しました。

結果、1年3ヶ月で退職する事になります。

大学卒業後、都内の広告代理店に入社し、最初はWebサイト売込みの電話がけ業務からスタートし、その後簡単なページのレイアウト、先輩方とお客様の打ち合わせに同行、半年後からコーディング業務を担当しました。

あなたも「思っていた仕事内容と全然違う!」「こんな仕事すると思わなかった!」「全然華やかじゃない!」とイメージとのギャップで悩んでいませんか?私もものすごく悩みました。本当に辛くなりますよね。

この記事では、私の転職経験についてお伝えしますので、今悩んでいるあなたに少しでも参考になれば幸いです。

目次
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新卒で広告代理店のWebデザイナーを辞めたくなった理由

仕事内容の理想とのギャップ

実際にWebデザイナーになって待っていたのは、デザインどころか、デザインソフトも触らせてもらえず、Webサイト作りたい会社を探す営業電話をかける日々でした。

1日に5件は資料請求まで完了させるというノルマ付き。それって営業の仕事じゃないの?と思いますよね。営業部署の新卒と混ざって、なぜか一緒に電話をかける日々。

営業電話をかける事で、今までは気付く事の無かった自分の新たな一面にも気づきました。

それは、電話で見ず知らずの人と話す事が苦手なんだという事。緊張してしまって上手く話す事が出来ない日々が続き、もちろんそんな電話相手から何かを買おうと思う人も、資料請求してみようという人も現れず、1件も契約がとれる事はありませんでした。

憧れていた仕事の理想と現実のギャップに、こんなはずじゃなかったのにと、入社1ヶ月で感じてしまいます。

それでも、憧れてやっと掴んだWebデザイナーの仕事。ここで諦めてたまるか!と、歯を食いしばって、耐える事にしました。

こんな事も出来ないのかとバカにされる日々

就職した広告代理店は小規模で、新卒のWebデザイナーを採用したのはその年が初めてでした。

入社後はちろん、事細かく仕事を教えて頂けるものと考えていた私も甘かったとは思いますが、仕事を教えてもらえる事はなく、やっと触らせてもらえたデザインソフトの技術も、「そんな事も出来ないの?」「趣味でやってるんじゃないんだから!」「初歩中の初歩だね」と、笑いながら容赦ない言葉を浴びせられる日々。自信喪失しますよね・・・。

今思えば、会社も初めての新卒で受け入れ態勢が整っていなかったのだと思います。

サービス残業が当たり前

Web制作をするチームは私を含めて4人のみの少人数。他の3名はベテランのWebディレクター兼Webデザイナーとして、何サイトも掛け持ちで夜遅くまで忙しく働く男性社員。

新卒のペーペー相手に丁寧に教えている時間などなかったのでしょう。ある日突然言われたのは、「退勤したあとで、遅くまで残って勉強していきな!」でした。

サービス残業の日々の始まりです。

残ったからといって、先輩方が教えてくれる訳でも、質問できる雰囲気でもありません。ひたすら参考書を読みながら、一人PCとにらめっこの日々が当たり前となりました。

サービス残業でも、誰かに相談出来たり、話しが出来る雰囲気って大事ですよね。職場環境が良くない事にも気づかず、サービス残業は続きます・・・。

自分の時間が無くなる

当時住んでた家は埼玉県内の実家。会社まで往復3時間かけて、毎日終電近くまで働くと、当然朝はボーッとしたまま朝食を胃に流し込み、夜はベッドに倒れ込む生活をしていました。

土日は休みでしたが、疲れていて何もする気になれず、私はなんの為に働いているんだろう・・・。と、涙がこぼれる事もありました。

心の糸が切れる出来事

理想と現実のギャップに悩み、長時間のサービス残業もなんとかこなしていたある日。上司からの話に衝撃を受けました。

それは「Web事業部を無くして、紙媒体のみの広告代理店として社内部署を変更する」という内容でした。

「今後は総務部内で、事務職をしてもらえませんか?」との打診に一瞬揺らぎましたが、一人前のWebデザイナーになる前に会社の都合で夢が絶たれた事で、張り詰めていた心の糸が一気に切れてしまいました。

新卒で広告代理店を辞めてWEB制作会社のWebデザイナーに転職した理由

一人前のWebデザイナーになる為

私が広告代理店を辞めてWeb制作会社に転職した理由は、Webデザイナーの夢を諦めきれなかったからです。

転職サイトを利用してWeb制作会社を探しました。新卒で1年3ヶ月しか経験がない状態でしたが、即戦力の正社員として、面接1社目の会社に就職する事が出来ました。

新卒の時は100社以上受けてやっと受かったという感じだったので、拍子抜けするほどあっさり決まり、驚きました。少しでもスキルがあれば歓迎される職種だという事ですね。

侮れない1年3ヶ月の経験

新卒で就職した会社の雇用期間が短くても、他の会社に行ってみると意外と自分がスキルアップしている事に気付きます。

会社は変わっても、仕事内容はWebのデザイン・コーディングと使うソフトもほぼ一緒な事が多く、1年程度でも1日8時間以上、週5で働いてきた経験は十分戦力になります。

経験を積んでいく事の大切さ

Webデザイナーという職種は転職回数の多さはあまり不利にならないのではないかと思います。

逆に様々な会社で多くのCMSに触れ、色々な業種のWebサイト制作に関わる事で、さらなる自分のスキルアップに繋がると思います。

【補足】転職後の正直な感想

転職して良かった事は、Webデザイナーとしてさらにスキルアップが出来た事です。前職と違うCMSを使用して使い方を習得した事で、今後の転職の幅も広がりました。

残業少なめの会社に転職出来た事も、自分の時間を確保し、ショッピングやジムにいく時間ができて良かったです。

逆に転職して悪かった点としては、小さなWeb制作会社だったので、ディレクション・デザイン・コーディング・その他雑務を一人で対応しなければならなかった事です。

悪かった点は大変だった点でもありますが、全て自分の経験として身になっていく事なので、考え方によってはメリットにもなりますね。

新卒でWebデザイナーを辞めてOKな人、NGな人

あなたが置かれている環境はとても辛く、今すぐにでも辞めたい!逃げ出したい!と感じているかもしれません。自分の抱えているサイト制作案件の件数が膨大で、忙しさから冷静な考え方が出来ない可能性もあります。

今のスキルで転職して後悔しないか、自分にとってのメリットがデメリットよりも大きいかをもう一度良く考えてみましょう。

辞めてはいけない人

  • Webデザイナーとしての職務経験が半年未満の人
  • HTML / CSSコーディングスキルが身についていない人
  • Photoshop、Illustratorの基本的な操作を習得出来ていない人
  • 辞めた後に何がやりたいのか明確になっていない人

もし、あなたの状況が上記4点に当てはまる場合、辞める前にもう少しだけ今の職場でスキルアップしてから辞める事をおすすめします。

Webデザイナーはスキルさえあれば、同業種での転職先に困る事はありません。その為、転職の際に「これが出来ます!」と自信を持って言えるスキルが身についていると転職の際の強い武器になってくれます。

Webデザイナーの仕事では様々なソフトを触る機会があると思います。そのどれか一つのソフトだけでもよいので、得意分野を見つけておくと転職活動でアピールできます。

辞めていい人

  • Web業界以外の仕事がしたい人
  • メンタルを病んでしまった人
  • 短期間でも武器になるスキルが身についた人

上記に当てはまる場合は、耐えずに辞めてしまっても良いかと思います。

Web業界以外の仕事がしたい人は、今の職場で耐えてスキルアップするよりも、一日でも早く、やりたい仕事に関連する勉強をして、その仕事に向けて転職活動をした方が次の職場への近道になります。

また、メンタルを壊す人も多くみてきましたが、無理して耐えると体が回復するまでの時間が多くかかってしまうので、思い切って辞めて身体へのダメージを緩和させる事をおすすめします。

スキルが身についた場合も、そのスキルを武器に転職活動を進めていくと良いと思います。

Webデザイナーからのおすすめ転職先

WebデザイナーからWebディレクター

あなたの今の会社でもWebデザイナー経験のない、Webディレクターっていませんか?

Webディレクターは必ずしもWebを作るスキルは必要なく、ディレクションがメインですが、WebデザイナーからWebディレクターになった人は作る側の工程も把握した上でのディレクションが出来るので、仕事がスムーズに進められるメリットがあります。

よくあるWebデザイナーとお客様の板挟み状態になる事が少なくなり、おすすめです。

Webデザイナーからグラフィックデザイナー

サイトを作る上で欠かせないデザインソフトのスキルがあれば、グラフィックデザイナーとして働く事ができます。

実際一緒に働いていた同僚でも、現在ではグラフィックデザイナーとして企業で働いている人や、チラシ・パンフレット等を作る副業をしている人も多くいます。

デザインソフトのスキルを身につけておけば、Webだけでなく転職先の幅が広がりそうですね。

Webデザイナーから事務職

事務職の魅力はなんと言っても残業時間少なめの会社が多い事ではないでしょうか。Webデザイナーは納期との戦いで残業も多めな職場が多いので、自分時間の充実といった意味でも事務職はおすすめです。

特に女性の場合は結婚後も仕事と家庭の両立がしやすくなりますよね。

普段仕事ではデザイン系のソフトを使用する事が多いと思いますが、資料作成には事務系のオフィスソフトを使ってきたと思うので、転職後のソフトの使用にも問題ないかと思います。

新卒でWebデザイナーから転職するときのポイント

希望の職種に特化した転職サイトに登録

私の場合は職種は変わらずの転職だったので、Web/IT業界に特化した「Find Job!」という転職サイトに登録し、希望条件にマッチする会社を探しました。

希望職種に特化したサイトに登録することによって、こちらの希望にあった職場を見つけやすく、転職後のミスマッチを防げるメリットがあります。

今抱えている仕事の納期の関係など、退職までに数ヶ月かかる場合も業界に特化したサイトなら理解があり、3ヶ月〜半年後の転職希望も快く受け入れてくれます。

最低2ヶ月前には退職の希望を伝えよう

参加しているプロジェクトであったり、お客様サイトの納期であったり、数ヶ月先の予定まで決まっていることもありますよね。

中途半端な時期に突然退職を告げると、残された社員に多大な迷惑がかかるので好ましくありません。

最低2ヶ月前以上の猶予を持って、上司にはっきりと退職の希望を伝え、引継ぎの準備をしましょう。

退職理由はポジティブな理由のみ伝えよう

いざ上司に退職を告げるとき、なんて言われるのか不安になりますよね・・・。

私もそうでした。何月何日に上司に伝える!と決心してから当日まではカウントダウンで緊張が増していった事を昨日のように覚えています。

会社を辞める以上、色々な不満もあるから辞める訳で、退職を伝えるタイミングで不平不満を伝えたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、その気持ちをグッと堪えて、ポジティブな転職理由を伝えましょう。

「○○に転職して人の役に立つ仕事をする為」や「こんな将来の夢を実現する為」等、自分の夢を正直に伝えながら退職希望を伝えると、意外とすんなり認めてもらえ、応援して送り出してくれる職場が多いのではないでしょうか。

逆に現状の不満等を伝えた場合、その点を改善するからと引き留められるケースもあり、気持ちよく退職できない事もありますので、ご注意ください。

まとめ

私は今までトータル4回ほど転職経験がありますが、全ての転職を後悔していません。

むしろ転職するごとに理想の働き方を実現出来て、より充実した日常生活を送る事が出来ています。今の時代ライフスタイルの変化と共に仕事のスタイルを変えるのもありではないでしょうか。

ですが、必ず理想通りの職場に転職出来る保証はありませんし、もしかしたら今の職場で環境が好転するかもしれません。

今、Webデザイナーを辞めたいと悩んでいるあなたも、後悔しない選択をする為によく考えて、次の一歩を勇気を出して踏み出してみてください。

私の経験が少しでもあなたの参考になれば幸いです。

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